偏頭痛

原因として脳内の血管の過度の拡張が考えられる 原因は血小板の何らかの理由による破壊によって1次的に血管が収縮したことに対する反動で拡張する事によるもの、三叉神経が関与した血管拡張が考えられる 治療及び予防薬として挙げられるのは1、セロトニンの量を調整する目的でSSRIなどの薬剤、2、初期の段階での血管収縮を防ぐ目的でCa2+流入を防ぎ(血管の拡張目的)でCa拮抗薬、3、脳内のβ受容体に作用すると考えられるβ-ブロッカーが予防的に用いられることが多いとされている また実際に発作が起こった段階 つまり、血管が過度に拡張している段階においてNSAIDsによる鎮痛、酒石酸エルゴタミン等の麦角系製剤による血管の収縮、トリプタン系の薬剤が用いられる

便秘

便秘とは、便通の回数、排泄量等の減少であり、生活習慣による要因の他、様々な疾患や、薬物によっても引き起こされる 便秘の症状においてまず薬物治療の前に食事の改善:食事時間の改善、食事内容の改善(食物繊維が多い玄米、穀物、野菜、海藻、きのこ、豆類)、乳酸菌発酵食品、ビタミンB1、B2、オリゴ糖、パントテン酸、ビオチン脂肪食は避ける、生活のリズムの改善:起床時間等、運動(毎日30分以上の歩行運動や腹式呼吸等)を行って症状の暖解を試みる それらの対処に抵抗性を示す場合は下剤の使用を行う 下剤としては、その作用機序から、大きく、2つにわけられ、1つは便を膨張させ、その結果、便の排出を促すものと、腸を直接刺激し、腸の蠕動運動を促進し、便の排泄を促進するものに分けられる 前者は、機械的下剤と呼ばれ、後者は、刺激性下剤と呼ばれる 塩類下剤、膨張性下剤、浸潤性下剤、糖類下剤、大腸刺激性下剤、小腸刺激性下剤、浣腸剤、その他、にわけられる 塩類下剤のカテゴリにおいては、硫酸マグネシウム水和物:硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム配合:人工カルルス塩、酸化マグネシウム:酸化マグネシウム、マグラックス等が承認、発売されている 塩類下剤の特徴としては、習慣性が少なく長期間の投与が可能であるという利点があり、その為下剤の中でも処方頻度が高い また、酸化マグネシウムにおいては、低用量(〜1g)で制酸剤としても使用できる なお下剤として用いる場合はそれ以上の量となる 詳細は、下剤についての項へ
















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