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ランゲルハンスβ島
インスリンの分泌を担っており 膵臓に存在する インスリンはランゲルハンス島においてアミノ酸86個よりなるプロインスリンとして合成されその後Cペプチドが切断されてインスリンが生成される 分泌されたインスリンは血糖値を下げる その標的部位は筋肉、脂肪組織、肝臓などである 筋肉、脂肪組織においては糖の取り込み作用を促進する 脂肪組織においては脂肪分解を促進する 筋肉や肝臓においてはグリコーゲン(単糖類)、蛋白の合成を阻害する ランゲルハンス島の機能を欠損している糖尿病を1型、ランゲルハンス島の機能を維持しているが血糖値が上昇している状態が2型糖尿病と呼ぶ 1型糖尿病においてはインスリンを直接注射することが薬物治療の中心となる 2型糖尿病においてはそのインスリン分泌能を維持しているため運動、食事療法に次いでSU剤(スルホニルウレア系:膵臓のSU受容体に作用しCa2+濃度を上昇させインスリンの分泌を促す事で糖尿病を治療していく、その他BG系(ビグアナイド系)、αGI(α-グルコシダーゼ阻害薬)を併用していく場合も多い、症状が重度になると2型糖尿病の患者でもインスリン製剤を用いる場合がある