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グルコース
食物から吸収された糖分が消化酵素によって分解され最終代謝産物となったものでブドウ糖(単糖類)と同じ意味である 糖尿病においてそのリスクとなるものである そのため食物から吸収された糖は唾液でショ糖に代表されるような2糖類(単糖類が2つ結合したもの)は単糖類に分解される その後、腸管内においてαーグルコシダーゼという酵素によって最終的にブドウ糖もしくはグルコース(同意語)に分類されそれが糖尿病のリスクとなる また血液検査においてヘモグロビンA1Cと共に糖尿病を測るための指標となる 糖尿病の治療薬にはスルホニルウレア系:SU剤、ビグアナイド系:BG系、インスリン抵抗性改善薬、アルドース還元酵素阻害薬と並んで糖尿病のリスクとなるグルコース(ブドウ糖)の生成を促進するαーグルコシダーゼを阻害する薬剤としてα-グルコシダーゼ阻害薬(αGI)は臨床で汎用されている 代表的な薬剤にはアカルボース(グルコバイ)、ボクリボース(ベイスン)、ミグリトール(セイブル)等がある
クロライドチャネル
マイナー・トランキライザー(抗不安薬・睡眠薬など、現在の主流はベンゾジアゼピン系)の作用過程において関与するチャネルである 抑制性神経から放出されるGABA(γ-アミノ酪酸)が、中枢性のGABA受容体:GABA A受容体は、ベンゾジアゼピン受容体と、クロライド(Cl、イオンチャネルと連動しており、通常、GABA受容体が刺激され、クロライドイオンチャネルからクロライドイオンが神経細胞内に流入して神経細胞の過分極を起こし、抑制的に働くが、ベンゾジアゼピン系薬物は、ベンゾジアゼピン受容体に結合して、その一連の流れを促進する