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ガストリン
胃液(ペプシン、胃酸)の分泌に関連しているホルモンの一種である 基本的に胃酸の分泌は副交感神経系の賦活化によって起こる 胃酸分泌のメカニズムとして具体的には交感神経系が賦活化されると交感神経系の神経伝達物質であるAchアセチルコリンが胃壁の外部からムスカリン受容体(Ach)の受容体に作用し胃酸と並ぶ消化薬であるペプシンの分泌を促進する また副交感神経系の賦活化によってガストリンという消化関連のホルモンの分泌を促進し胃の外壁に分布するガストリン受容体に結合しPP(プロトンポンプ)からの胃液(ペプシン、胃酸)の分泌を促進する 消化を促進するという意味ではこの働きは有用であるがこの働きが過剰になり過ぎた場合胃液のph(酸性度)が1〜2(0から14までの値をとり7が中性7より下が酸性であり、7以上がアルカリ性でありこの値が低いほど酸度は強い)であり通常ならば胃壁はこの強い酸にも耐えうるが 何らかの理由で(ストレスなど)この防御の力が弱まってしまうと潰瘍に繋がる可能性がある ちなみに胃液のペプシンや胃酸は攻撃因子と呼ばれ潰瘍を治療する場合薬剤としては上述したいずれかのプロセスをブロックしその因子を弱める
外用薬
外用薬は内服、注射薬を除く薬剤の形態で、使用場所、目的によってその使用は使い分けられている 外用薬には、点眼薬、坐薬、塗り薬、湿布、点鼻薬、点耳薬、トローチなどの剤形に分けられる 坐剤は、経口投与が不可である場合や、経口投与で通過する臓器に何らかの支障をきたしている場合などに用いられる 塗り薬には、軟膏、クリーム、ローションがあり皮膚の病変に応じて用いる 湿布薬は経皮吸収を目的とし、点鼻薬は鼻腔粘膜からの吸収を目的としている 点眼薬、点耳薬、トローチは局所作用を目的としている