β2-マイクログロブリン(BMG)


基準値・・・血中:0.5〜1.8μg/ml
       尿中:20〜300μg/l


異常を示す場合

血中のみ高値・・・急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など、その他悪性腫瘍(多発性骨髄腫、白血病、胃癌、大腸がん、肝がん、膵がん、肺がん、卵巣がんなど)、免疫疾患(関節リウマチ、SLE、フェルティ症候群、シェーグレン症候群、AIDSなど)肝疾患(急性ウイルス性肝炎、慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変など)、感染症など
尿中値のみ高値・・・ファンコニー症候群、ウィルソン病、シスチン症、急性尿細管壊死、尿細管アシドーシス、痛風腎、骨髄腫瘍、移植腎など、またアミノグルコシドによる副作用、慢性水銀中毒、慢性カドミニウム中毒、シスプラチン、リチウムによる副作用
血中値、尿中値とも高値・・・糸球体腎炎、慢性腎不全、尿毒症、糖尿病性腎症、悪性疾患、免疫疾患、肝疾患、感染症など


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