遊戯療法 play therapy


クライン、M(Klein,Melanie 1882〜1960)は小児に精神分析を適応する方法などを著した またクラインと大論争を引き起こしたフロイト、A Freud,Annna(1895〜1982)も子供に特化した「児童心理学」を確立 その後、遊びの中に子供の特性があると考え、アクスライン、V.M Axline,Virginia Mae(1911〜)が「遊戯療法」play therapyを提唱した アクスラインはロジャース、C.RはRogers,Carl, RAnsom(1902〜1987)の基で学んだ経験がありその影響を色濃く受けている ロジャースはカウンセラーに必要な態度として純粋、共感、一致をあげたがアクスラインは、これを遊戯療法のセラピストの必要条件として8原則を提唱した 遊戯室;子供が親しみやすい雰囲気を作り危険の少ない構造にする 遊具;砂場、水遊び場、家具、人形、動物人形、自動車、船、飛行機、刀、鉄砲、楽器、積み木、粘度、絵本、電話、ゲームなどを設置する 時間は1回50〜60分実施、3歳くらい〜思春期までの年齢に適用
アクスラインが提唱した「8つの原則」とは@治療者はできるだけ早く良いラポール(治療者とクライエントの間の信頼感)が出来るように、子供との親密な関係を発展させるA治療者はこどもをありのままに取り入れるB治療者は、子供に自分の気持ちを完全に表現することが自由だと感じられるような雰囲気を作り出すC治療者は子供の気持ちを油断なく認知し、子供の行動の洞察を得るようなやり方で気持ちを反射するD治療者は子供にそのようにする機会があれば、自分で自分の問題を解決する能力に尊敬を持つ 選択したり変化させたりしない それは子供に権威があるとするE治療者はどんな方法でも指導的にこどもの会話や行いに関与しないF治療者は治療を急がない治療はゆっくり進みそれを十分わかっておく必要があるG治療者は現実感を持ち子供に自分の責任を気付かせる 治療者は8つの姿勢を十分に理解した上で箱庭療法を行う事が望ましい







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