対人魅力


人が相手を好きになる時、また嫌いになる時、何が影響しているのか その要因として考えられるものには外見の要因、環境要因、生理的要因、個人特性が挙げられている 外見の要因には身体魅力(physical atractiveness)つまり容姿が優れているかどうかといった事が大きく影響する 環境要因としては対象をする相手との空間的距離や会う頻度が大きく関わっているとした 空間的距離が対人魅力に大きく関わっているとした研究にはフェスティンガー(L.Festinger)の実験があり 大学生を対象としその交友関係と住居の空間的距離の関連を調べた その結果空間的距離の近さと交友関係における親しさには相関が見られた つまり家が近いほど仲が良かったこの背景には近くに住居がある人物とは頻繁に会う事が予測されそれが対人魅力の形成に大きく影響していると考えられるまた実際に出会う頻度と対人的魅力との関係を調べた研究にはR.J,モアランドの実験がある R.J,モアランドは「単純接触仮説」によって証明した 学生を2つの群に分けその片方には毎週同じ人物を、他方の群には毎週違う人物の写真を見せその好感度を調べた 結果、毎週同じ写真をみている人物に対しての好感度の方が高かったつまり出会う頻度が多い人ほど単純に好意を抱きやすいと言う事が考えられる しかし、その対象となる人物に対しての不快感も出会う頻度の多さによって強化される




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