心理測定モデル psychometric model



心理測定は実験心理学の伝統に従っている 実験心理学とはヴィルムント・ヘルムによって確立された 数量的・低量的な手法を導入したものである 実験計画は統制下されたものである 正確な結果を残すために厳密な手順に従って行われる 得られたデータは標準化が行われ、それによって導かれた基準をもとに、客観的・数量的に判断される 心理テスを用いる際にはこういった点に注意しておかないと様々な他の要因によって個人のパーソナリティーが回答に反映されないこととなる 客観性、信頼性、及び妥当性が重要でありその上で心理テストは成り立っている また妥当性・信頼性によって結果がより正しいものとなる 心理測定モデルの上に立って考えるならばエビデンス(根拠)をもとにしているわけであるから 実際に目に見えない深層や無意識を心理テストの対象とすることは 妥当性、信頼性を欠くものとして従って深層、や無意識を主観的にはかっただけではその人のパーソナルイティーが本当に測れるのかといった疑問が残るとなる 現在の知能検査と質問紙式のパーソナリティ―検査は実験心理学的な心理測定モデルのもとに成り立っている









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