仮現現象

ゲシュタルト心理学のヴェルトハイマーは物事を全体として捉える事に重点を置いたその中で例えばA→B→Cと光のつく点が変化すると実際には光は移動していないのにAからCの方向へと移動しているかのように知覚するこの現象は人が物事を全体としてみているからであるとした これらはネオンの広告や、映画のフィルムなど実際は途切れているのに連続して運動しているように見えるものに利用されている

絵画・統覚テスト(TAT)

性格を測る測定法の一つ性格を測る方法には質問紙法、作業検査法、投影法がありTAT(絵画・総覚テストは投影法に属する投影法の特徴としては質問紙法などと比べ質問の意図が読み取れなく彎曲(バイアス)がかからない反面、一挙に大多数に対しては実施しにい、回答の測定には経験などを要するといった点がある TAT(絵画・総覚テスト)はモーガン、C.Dとマレー、H.Aらによって開発された性格検査の一種で具体的にはクライエントに対し曖昧な状況の絵を提示しその絵に対し過去、現在、未来に対し自由に物語を作ってもらいそこから性格を推測する 対象は10歳からでそれ以下の年齢(5から9歳)にはCAT(児童総覚検査)という子供版が適応される 時間は約一時間ほど、そこから性格の他人間関係なども推測する


外向型

スイスのユングによって分類された類型論に基づく性格分類の一種 基本となっているのはフロイトが提唱した心的エネルギー(リビドー)が向けられている方向性による 外の客観的な世界、社会的な部分に向けられている人、例えばスポーツ選手、政治家などは外向型(extraversion)の性格であると考え、その逆で主観的な世界自己の世界にその心的エネルギーが向う傾向である芸術家、音楽家、哲学者などの性格の傾向にある人を内向型(introversion)とした

解像度と感度

眼球の内側は神経節細胞層と双極細胞層と視細胞層の3層から成る部分がありその中でも視細胞層は光エネルギーを神経信号に変換する機能を担っている 視細胞層はさらにコーン細胞とロッド細胞に分かれているコーン細胞が働くと解像度が上がり色を的確に捉えるが、弱点として感度が低い、ロッド細胞が働くと感度が高い反面、解像度は低く色の処理は優れていない 「解像度は鮮明さ」「感度は光の明暗をどの程度はっきり捉えるか」と考えられる コーン細胞は網膜の中心窩(映像が結ばれる部分)に多く集中しており ロッド細胞はその周辺に存在する

加法混色

光の三原色と呼ばれる赤、緑、青を網膜に直接知覚させる その三原色は混ざり合うとその割合によって明度、彩度は上がり、色相も変化する 三原色がすべて完全に足しあわせると白色として知覚される この現象を加法混色と呼ぶ

杆体

ロッド細胞の事(低解像度、色に鈍感、感度は高い)

活動追従運動

顔を動かさずに、対象となる物に眼の動きだけで焦点を合わせ知覚し続ける事

活動補償運動

対象となる物を知覚し続けるために眼を動かさずに、頭や体を動かして焦点を合わし続ける事

寛大効果

人の行動を評価する際に長所ばかりに気を取られ、短所を見過ごして評価してしまう事





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