ほ
防衛機制
フロイトは心のモデルを無意識、前意識、意識の3つに分けた無意識は本能の部分でありフロイトは性的なものリビドーであるとした しかしこの無意識に従って行動すれば法的な規範、道徳的な規範に反して快楽原則にのみ従った行動を行ってしまうので、その行動を抑えるために、自我が存在するとした 自我の働きは無意識からのぼってきた行動の欲求を社会的な規範に沿って折合わせをつけ、そのまま快楽原則に従って行動する事を抑え現実原則に従って行動する様にコントロールする働きを担う 超自我は小さい時からの両親などから与えられた道徳的規範である 無意識において発生した欲求はそのまま現実に行動に移してしまうと、問題が起きるので、それを自我が社会的な規範などと折り合いをつけて調整してその後行動する訳だが、無意識で起こった欲求をそのまま閉じ込めてしまう場合があるだが、それは自我の機能不全を引き起こす可能性がある また、その状態が継続する事も自我にとっては危険な事である そして無意識からの欲求を自我が調節する際に超自我を参考とするが超自我に反する場合がありこの状態も自我の機能不全を引き起こす可能性がある そのため自我は自身の機能を守るために自我防衛機制をとる 具体的には抑圧:無意識からの考えを意識から締め出してしまう、逃避:空想、自分が病気になるなどしてその状況から逃げ出す、同一化:無意識からの欲求を実現しているものを自分に重ね合わせ自分が欲求を達成しているかのように感じる、代償:実現が不可能である本来の目的とは別の目的を持ちその方向に進む、補償:欲求を満たすのに障害となる要因以外の能力を伸ばし、他者に勝っている自身に満足する、合理化:欲求を満たすにあたって障害となったものを社会的に否定する事で満たせなかった自分を理論上合理化する、投射:失敗の責任を他者のせいにする、退行:幼かった頃に逆戻りする、昇華:欲求がかなえられなかったが、そのエネルギーを社会的に望ましいまた自身にとっても望ましいものに打ち込む といったものがあるこれらは無意識からの欲求が達成できない場合、現実世界との調整として用いられその事によって自我は崩壊せずに済む しかしこれらの防衛機制は一次的な対処として有効な場合が多いが、長期にわたって行うと心的な問題に陥る危険性もある
補完
外からの風景が網膜に映し出され、とその映像が盲点(視神経の塊の場所で脳に情報を伝える)に映し出された場合、通常その部分は見えなくなる しかし周りの風景からその場所を補って実際にはないものが知覚される事があるこの作用を補完と呼んでいる
ボトムアップ処理とトップダウン処理
ボトムアップは物事の全体像を細部を組み合わせて作りあげ認識する方法でそれと対照的な方法がトップダウン処理であるトップダウン処理においては全体像からその像をどういった形であるか判断する