パーソナリティーの形成
パーソナリティー形成においては遺伝と環境両方が関係している
ゴットシャルトは双生児の研究を行い人格の形成における遺伝と環境の影響を研究したその結果思考、判断、、意思、注意、などの知的要因よりも感情的な部分に遺伝は反映されていることが分かった つまりゴットシャルトの双生児研究においては影響を受ける程度は 知的機能:遺伝<環境 気質特性:遺伝>環境という結果になった。
サイモンズは親の養育態度と子供の性格の関連性を研究 支配−服従、拒否−保護の関連性を見出した 親が支配的、保護的だとかまい過ぎ・貨保護的となりこどもは依存的、幼児的になる 親が支配的−拒否的であると残忍・残酷型となりこどもは逃避的、神経質、強情になる 親が服従的−保護的である場合甘やかし型となりこどもは独立的、反抗的となる また親が服従的−拒否的で無視型となりこどもは攻撃的となることがわかった
文化とパーソナリティーの関係はM.ミードMargaret Meadの「サモアの思春期」(サモアは西欧その他の社会と比べて文化的背景が大きく異なる為に葛藤を伴った青年期が存在しないとしたもの:参与観察を行って研究に結び付けた) RベネディクトRuth Benedictが第2次世界大戦での日本人を対象とした調査研究をもとに1946年に出版された「菊と刀」(The Chysanthemum and Sword:が代表的なものである「菊と刀」では権威主義的、杓子行儀的、儀礼的主義、好戦的であるとしている 異文化適応が社会問題となっている今この様な文化的背景と生活様式や性格・人格などの関連についての研究は重要になっていくと考えられる