解離性同一性障害 (以前は多重人格性障害) Dissociative Identity Disorder
A.2つまたはそれ以上のはっきりと区別される同一性またはパーソナリティ状態の存在(そのおのおのは、循環および自己について知覚し、かかわり、思考する、比較的持続する独自の様式を持っている)
B.これらの同一性またはパーソナリティ状態の少なくとも2つが反復的に患者の行動を統制する
C.重要な個人情報の想起が不能であり、それは普通の物忘れでは説明できないほど強い
D.この障害は、物質(例:アルコール中毒時のブラックアウトまたは混乱した行動)または他の一般的疾患(例:複雑部分発作)の直接的な生理学的作用によるものではない
注:子供の場合、その症状は、想像上の遊び仲間または他の空想的遊びに由来するものではない
【出典】
American Psychiatric Association:Diagnostic and statistical manual of mental disorders 4th edition,Text Revision,2000(高橋三郎、大野裕、染矢俊幸(訳):DSM-W-TR 精神疾患の分類と診断の手引、医学書院、2,002)