ギャンブルと経済心理
ギャンブル理論について
個人のリスク思考においては利得が強調される場面ではリスク選好的になり損失が強調される場面ではリスク回避的になると言える。
このことを考えてみるとリスクがあるとしても同時にそれが大きな便益をもたらす場合そのリスクを受け入れやすい事を理解する事ができる。得られる利得が大きければ大きいほど小さい確率を大きく見積もり期待値を大きく見積もろうとする傾向にあると言える。考えてみるとギャンブルでは損失よりも利得が前提として認識され易い。例えば宝くじの期待値は限りなく0に近いが利得が大きく強調されている為購買するものが多い。結果的に損をする事が多い(非合理的である)とわかっているような場面でもギャンブル行動を行う理由としてそのような心理が働いていると考えられる。
逆に損失が強調される預金などの場合人は積極的にリスク回避的な行動をととうとする。