エンカウンターグループ


ロジャーズ、C.R. Rpgers,Carl Ransomによって開発された セラピストあるいはファシリテータ(集団の相互作用を促進させる役割を果たす)に対しクライエントが複数参加して行う集団的なものである 集団的療法は1905年のボストンの内科医プラットが結核患者の治療において教育的な集団療法が最初であると言われている 精神分析学的視点からセラピストやクライエント間での転移を考えたり 後述するモレノ、J.L Moreno,Jacob Levy(1892〜1974)による心理劇、サイコドラマ、などの集団療法、を通して1960年代のアメリカにおけるベトナム反戦運動をきっかけにしてロジャーズ、C.Rが提唱した集団療法の形態をとる療法がエンカウターグループであるとされている 具体的にはベーシックエンカウンターと構成的エンカウンターに分けられベーシックエンカウンターでは10人前後で数日間集中的に話し合いなどを行い気づきを深めていく 構成的エンカウンターはより大規模な人数が参加し行う ベーシックエンカウンターと構成的エンカウンターとでは参加人数が異なる点だけではなく ベーシックエンカウンターにおいては話し合う課題は厳密には決められておらず 実施期間が短い(一般的には3〜5日間)という点にある 構成的エンカウンターにおいてはこれに反し課題が前もってプログラムを計画しており、実施期間も幅広い(数時間〜数日間) 当然ながらそれぞれ得られる成果も異なる





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