知能の定義は非常に難しいとされていますが、おおまかに概念としては以下の4つにまとめられます。
1、経験から学習しそれを生かす能力
2、抽象的に思考、推論する能力
3、不確実な世界で適応する能力
4、なすべきことを迅速に成し遂げるよう動機づける能力
1,2は学術的な知能、3、4はより現実に即した知能と考えられます。
また知能は次の2側面からも捉えることができます。
1、結晶性知能
2、流動性知能
1、は経験を通じて習得された専門的な知識です。
2、は一般的な知識であり問題解決のための知識です。
ではその知能をはかるには?
20世紀の初頭フランスのビネーが精神年齢という概念を初めて導入しました。アメリカでさらに研究されビネー式知能検査がうまれました。さらにはスタンフォード、ビネー式検査によって知能指数IQをはかるようになりました。IQは精神年齢と生活年齢から求められます。日本でも翻訳、改良され発達検査において使用されるようになりました。
ビネー式知能検査は成人向けに開発されたものではなかったため、成人用として改良もされました。それがウェクスラー式検査です。
さてこれらのIQをはかる知能検査は広く知られており「集中的思考」と呼ばれることがあります。がその一方で「拡散的思考」と呼ばれるものもあります。それは創造性という能力です。創造性は、独創的でかつ有用な結果をうみだす能力のことです。「アイデア」を生み出すもととなるものです。型にはまらない能力であり先端科学、芸術において非常に重要な能力です。