エリクソンは人生の段階を8段階に分けました。各ステージには身につけなければならない課題がありこの課題を解決し新たな能力がみにつくと考えました。
エリクソンによると人は生涯にわたって発達を続けそれには各時期ごとに8つの段階があるとされ、各段階それぞれに課題が設けられておりその課題を解決する事で特定の能力が身に付くとされています。また各段階においてその解決がなされない場合、対局にあるいわゆる心理的危機におちいるとされています。
左側の課題の達成が右側の課題の発達を上回ると一番右側の能力が獲得され、次のステージへと進んでいきます。
発達課題を解決し次のステージへ進むことは健全な成長であります。
が、しかし、課題の獲得が成功しいと対する「心理的危機」へと陥ってしまいます。
第1ステージは乳児期であり乳児は親からの世話を通じて社会への信頼を得ます。うまくいかない場合は不審におちいってしまします。
第2ステージは幼児期であり自立歩行などの訓練を通して自律性を得とくします。うまくいかない場合は恥、疑いにおちいってしまいます。
第3ステージは就学前期であり自分で何かを解決したり様々な遊びに挑戦し自主性を得とくします。またこの時期には自身と大人との比較、性差にきづく次期でもあります。この段階をうまく解決できないと罪悪におちいることがあります。
第4ステージは学童期であり学校教育を通じて勤勉性を会得します。失敗すると劣等感におちいります。
第5ステージは青年期であり思春期を迎え自分とは何かというアイデンティティを現実的に考える時期であります。そしてこれが本当の自分だという実感を得て自我統一が達成されます。それにがうまくいかないとアイデンティティの拡散つまり同一性の拡散におちいります。
第6ステージは成人初期です。配偶者や仲間との親密な関係を結んでいく時期です。うまくいかない場合は孤独におちいるとされています。
第7ステージは成人期であり子育て次世代を育成するという課題があり結果生殖性を得とくします。うまくいかない場合は停滞へとおちいります。
第8ステージは成熟期であり自分の一生をあるがままに受け入れ自我の統合を得とくします。うまくいかない場合、絶望へとおちいります。
発達心理学においてはボウルビーなど他の有名な研究者もいますが、エリクソンの発達課題は生涯にわたって人は発達するという観点にたっておりこの視点は非常に大きな意義あることとされています。