脳は中枢にあり大脳半球(新皮質、旧皮質・古皮質、大脳基底核)脳幹 (間脳・・視床、視床下部)、中脳、橋、延髄、小脳に分けられ、橋、延髄、それら各場所において自己意識、情動のコントロール、思考、自己調節や、動機付けや情動、快か不快かといった意味づけ自律神経系や体温の調節を担っていることがわかりました。
そういった事から当然ながらそれらの各場所において病変や、損傷が起こるとおのずと様々な働が阻害されてしまいす。
損傷や病変によって失認、失語、失行、健忘が起こります。中枢にあたる脳にダメージを受けているわけですから、それらは高次脳機能障害と呼ばれています。
失認・・感覚の異常、知能に関しての不具合
視覚、聴覚、触覚これらが認知に関係しているわけですが
各感覚を担う中枢にダメージが起こると失認が起こります。
また前述した健忘には、前向性健忘、逆向性健忘があります。
前向性健忘はこれから経験していくことを思い出せなくなる状態であり、
逆向性健忘はさかのぼって昔のことを思い出せない状態です
その記憶には海馬が大きく関係しています
また失語という症状では、2つの脳の部位がその症状に関与しています。
1つ目は前頭葉下部後方のブローカー野です。この部位は言語を発する運動の機能を担っています
2つ目は、ウェルニッケ領域です。側頭葉上部後方に位置しています
この部位は外からの言語を聞き取る働きを担っています。
どちらがダメージを受けても、話すことが困難になります。