ビッグファイブ理論


ビッグファイブ理論


ビッグファイブ理論は1980年に入りマクレアとコスタによって提唱された。

「特性論」(幾つかの視点から人をとらえる手法:似通った視点は因子分析でいくつかの因子に絞られる)においてキャテルは16以上の因子を考え、アイゼンクは3つの因子を提唱した。

現在では研究の蓄積や因子分析という統計的手法の進展により人の性格を捉える視点は5因子に収束している。様々な文化圏で通用することが確かめられており5つの因子から人の性格を捉える手法はビッグファイブ理論と呼ばれる。

ビッグファイブ理論の5因子とは、

1、外向性と内向性、

2、愛着性と分離性、

3、統制性と自然性、

4、情動性と非情動性、

5、遊戯性と現実性、

の5つの因子である。

1、外向性と内向性、は積極的か控えめか。2、愛着性と分離性、は親和的か自主独立的か。3、統制性と自然性、は目的合理性かあるがままか。4、情動性と非情動性、は敏感か情緒安定か。5、遊戯性と現実性、は遊び心があるか堅実かという事である。5因子どちらが望ましいということはない。

就業場面でその人の性格をはかる場合これを応用して、

1、対人関係における共感性、

2、思いやりに関わる協調性、

3、仕事面でのセルフコントロール、

4、責任感に関わる誠実性、情緒安定性、

5、知的関心における解放感

と解釈してその人の性格の把握に使用されている。




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